エンジョイワークス オオサカの萩原です。
住吉区長居の空き家再生プロジェクトとして、大阪市立大学建築計画・構法研究室、大正・港エリア空き家活用協議会、西都ハウジングの共同で、空き家となった築60年の文化住宅をシェアハウスに再生させた事例をご紹介します。
コンセプトは 「多文化共生」 ~シニアと外国人のシェアハウス~
多文化共生とは、国籍や民族の異なる人々が互いの文化の違いを認めあい、対等な関係を築き、地域社会の構成員として、ともに生きていくこと。
大阪に外国籍の人が増えている昨今、日本における多文化共生の現状を理解し、意識を高めていくことは重要であると考え、コモンフルールを企画、築約60年の木造2階建てアパートが、”シニアと外国人女性専用のシェアハウス” に生まれ変わりました。
「空き家となった文化住宅を活用する方法はないか?」という相談が持ち掛けられたことがきっかけでスタートした 「住吉区長居の空き家再生プロジェクト」 は、人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業(国土交通省)に選定されています。素晴らしい!!
ほどよい距離感、ここちよい空間。空き家はここまで変わる!!
今回現地案内だけでなく、写真撮影の許可、施工前(Before)写真の提供までいただきました。松尾さん、ありがとうございます! コモンフルール視察ツアーの様子をビフォーアフター形式でどうぞ。
所感:コモンフルールは一石四鳥の空き家再生ビジネスかも!
シニアと外国人女性に特化したシェアハウス、コモンフルールは、「空き家問題」 「単身高齢者の住まいに関する課題(家を借りにくい)」 「外国人就労者(留学生)の住環境に関する課題」 、3つの問題を一気に解決できる素晴らしい取り組みであると感じました。そして肝心なことがあと一つ、「収支」です。詳しい内容は書けないですが、「投資回収も比較的短期間、利回りも合格点」だそうです。不動産コンサルティング経験豊富な松尾さん、さすがです!!
エンジョイワークス オオサカは今後松尾さんの事業を応援させていただくだけでなく、一緒にこのプロジェクトを盛り上げようと決意。外は雨でしたが晴れ晴れとした気持ちで取材を終えることができました。
■まとめ
文化住宅や空き家をお持ちで活用にお困りの所有者様、「国際交流が生まれるシェアハウス」を検討されてみてはいかがでしょうか。お気軽にLINEでご相談くださいませ。
・施設名: コモンフルール https://www.commonfleur.life-shift.org/
・所在地: 大阪市住吉区長居4丁目
・構造・規模: 木造・地上2階建
・延床面積: 189.17㎡
・貸室戸数: 9戸
・設計監理: 一級建築士事務所eADesign、大阪市立大学建築計画・構法研究室
・施工: 株式会社SHU建築
・運営会社: 有限会社西都ハウジング https://seitohousing.com/