エンジョイワークス オオサカの落海(京都在住)です。
京都の岡崎エリアに京都の老舗不動産会社八清による新しい複合施設が6月にオープンするとのことで、プレオープンイベントにお邪魔してきましたので、レポートします!
岡崎エリアとは?
京都左京区の「岡崎エリア」をご存知でしょうか?鴨川と東山山麓の間にあり、平安神宮や永観堂・南禅寺といった神社仏閣から、京都国立近代美術館や京都市京セラ美術館、ロームシアター、京都市動物園などの文化芸術施設、蹴上インクラインの桜や紅葉を楽しむことができる実に京都らしいエリアです。
岡崎エリアを東西に走る二条通と南北に走る東大路通の交差点という素晴らしい立地に佇む小さなヴィンテージビルに新しい複合施設「amu(アム)」が誕生しました。
ネーミングは、「編む」に由来し、「これまでに生まれた点在している繋がり、これから生まれる新たな繋がりを編み上げていく。編み上げたものがまちに広がっていく」がコンセプト。京都自体が碁盤目状に道路を編み込まれたように発展していった街。一つ一つは小さな点でも、つながっていくことで面となる。そんな想いを込めた小さな点としての施設が「amu」です。
様々な人が行き交うのが見えるこの交差点でオープンするこの施設、一体どんな施設なのでしょうか?1階から順番に見ていきましょう!
1階:テナント
人通りの多い1階はもちろんテナント!京セラ美術館でアートを楽しんだ帰りなどにふらっと立ち寄って美味しいものが楽しめる場所があると最高ですよね。と思ってたら、そこはさすが八清さん、しっかり押さえてます!シャルキュトリー、ワイン等がメインの飲食店の入居が早速決まったそうです。ところでシャルキュトリーって何?!ググってみると、ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなど食肉加工品全般の総称とのこと。一緒に提供されるワインとの相性は抜群ですね!9月上旬OPEN予定とのことで楽しみです。
2階:レンタルスペース「(h)amu - ハム」
曜日ごとにお店が変わるシェアキッチンを備えたレンタルスペースになっています。日本酒Barやスイーツカフェなど、お話好きで人と人とを繋ぎたい方や、将来開業を目指している方のお試しやギャラリー、お料理教室などにオススメとのこと。曜日ごとにお店が変わるみたいなので、たまたま岡崎エリアに用事があった時に、ふらっと気軽に覗いてみると楽しそうです。
3階〜屋上:セカンドハウスシェア「(j)amu - ジャム」
3階のLDK、4階の寝室、そして抜群の景色の屋上も楽しめるプライベートなスペース。
はて?セカンドハウスシェアとは、ありそうでなかった、あまり聞き慣れない言葉ですね。
amuのサイトによると、
「Sym Turns」というシステムを使い入居者同士で管理・利用する新しい提案のセカンドハウスシェア
とあります。セカンドハウスシェアは、移住でもなく、宿泊でもない、その中間に位置付けられ、流行りの二拠点居住を可能にするサービスとのこと。詳しい内容は、Sym Turnsのサイトでご覧いただけますが、こちら(j)amuでは、別々の6名の方が月額料金を支払うことで、共同利用することができる仕組みのようです。非常に立地の良い場所なので、東京の方などに人気ありそう〜。朝にぷらぷらと平安神宮界隈を散歩し、ロームシアターのスターバックスで読書しながら京都時間を過ごす、なんて光景が目に浮かびます。
軽食&ワインもいただき、たっぷりお話を伺った最後にはお見送りまでしてくれました。お・も・て・な・し。
1Fで「編む」か、2Fで「編む」か、3F〜RFで「編む」か。それぞれ目的の違う方がここに集まり、紡いでゆく。今後の展開が楽しみですね。京都でお試し店舗にチャレンジしてみたい方、セカンドハウスシェアに興味のある方はぜひお問合せしてみては?
おまけ
余談ですが、「編む」というキーワードで、別のタイムリーな話題もご紹介します!
京都を中心に全国、世界に展開している建築家の魚谷繁礼さんが、現在、東京のTOTOギャラリー・間で「都市を編む」という展覧会を開催しています。魚谷さんは、伝統的な建物をそのままの姿で保存・継承するのではなく、現代的な発想や解釈で歴史性や地域性を“編み込む”ことで、次の時代へと継承し、より豊かな都市のあり方を目指している建築家です。これまで手がけられてきたたくさんの事例をもとに「京都建築の今」が感じられる、工夫が凝らされた見どころ満載の展覧会のようです。私もまだ行けていないのですが、8月4日(日)まで行なっているので、時間作ってぜひ足を運んでみようと思います。
<魚谷繁礼展 〜都市を編む>
会 期:2024年5月23日(木)~8月4日(日)
入場料:無料
会 場:TOTOギャラリー・間
以上、「amu」のレポート+αでした!
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