エンジョイワークス オオサカの落海(京都在住)です。
2025年5月30日、奈良県生駒市で行われる新しいプロジェクトのWebサイト「いこみなチャレンジ」がアップされました。生駒市は大阪から電車で20分ほどとアクセスが便利な街。大正7年には日本で初めてケーブルカーが開業した街としても知られています。
いこみなエリアとは?

生駒駅南口(通称いこみなエリア)は、①アーケードに覆われた「ぴっくり通り」、②駅前ロータリーに面する「イコマサウスモール」、③宝山寺へと続く「参道筋」、④かつては桜並木があった「さくら通り」の4つの通りと、⑤駅に直結した商業施設「グリーンヒルいこま」を中心に商店街が広がっています。

かつては多くの参拝客が訪れ、いこみなエリアも大変賑わっておりましたが、近年このエリアではかつての賑わいは失われ、いつしか空き家・空き店舗が目立つように。生駒駅北側は再開発で大型マンションが建ち、このままいくとやがて南側も・・・まちの個性が失われベッドタウン化することに危機感を覚えた生駒市は、令和5年には生駒駅南口を活性化させるためのプラットフォーム「いこみなプロジェクト」を発足させます。公共空間利用や歩車分離などの社会実験も積極的に行い、いこみなエリアを元気にする取り組みを数々仕掛けてきました。今やらずにいつやるの?と市役所の方々も本気モード全開です。

そして今回、新たな取り組みとして、生駒市とエンジョイワークスがタッグを組んで、空き店舗と出店希望者をマッチングさせ、事業化に向けて経験豊富な専門家(メンター)とともに起業・開業に向けて伴走支援していくプログラム、それが「いこみなチャレンジ」です。
現地を歩いて感じた、いこみなエリアの持つポテンシャル
私は主に物件ハンターとして、市役所の方々が把握していた空き店舗リストを参考に、いこみなエリアの路地という路地を歩き回り、まだ表に出ていない面白物件探しを行なってきました。残念ながら宝山寺門前町としての面影はほとんど残ってはいませんが、その中でも候補物件を選定する際に重視したのは、“昔からそこにあったことが滲み出ている味”。もちろん経年でそれなりに劣化はありますが、どことなく愛着の湧く一癖も二癖もある面白物件ばかり。この“滲み出ている味”を生かしつつ、そこに元気なチャレンジショップが入居することで、内と外との程よいギャップが生まれ、生駒駅北口にはない個性的な街が彩られること間違いなしです!

物件のオーナー様や地域のお店の方々にもさまざまなお話を伺いましたが、皆さん本当に温かみのある方々ばかり!生駒の外から来た私たちに対しても何でも話してくださり、「このままでは何も変わらないから、何とかしたい」という想いがひしひしと伝わってきて、それに何とか応えたいという気持ちになりました。
ひとりじゃない。あなたの挑戦に、みんなで伴走!
「いこみなチャレンジ」の大きな目玉は、関西圏を中心に活躍する各分野の専門家がメンターとしてあなたの挑戦にしっかり伴走してくれること。皆、あなたの背中を押してくれる実践者たちで、アイデアを語れば、「それ、おもしろいね」と目を輝かせてくれる心強い存在です。

・福知山のシャッター街を、ビールと笑いで蘇らせた「まちの泡立て役」。
・DIYが得意な、行列ができるドーナツ屋さんのオーナー。
・全国にファンを持つ、子ども服ブランドの女性オーナー。
・奈良市・学園前で設計を通じて街と人をつなぐ建築家。
・地域に寄り添い、想いとお金をつなぐ「ファイナンスの案内人」。
起業するにあたり不安なこと全部、メンターさんにぶつけてみてください。メンターさんの豊富な経験をもとに「あれはどう?」「これはどう?」とさまざまな視点で親身になってあなたの想いに寄り添います。
7月にキックオフイベントやります!
いこみなチャレンジはまだ始まったばかり。まずはキックオフイベントとして、7/1(火)19:00~20:30にはZoom(オンライン)イベント、7/12(土)15:00~17:30には物件ツアーも含む現地開催イベント&交流会を予定しています。いこみなエリアで事業を実現したい方、いこみなエリアを盛り上げたい方にはまたとないチャンスですので、みなさまのエントリー(締切は7/31)を心よりお待ちしています。
<リンク>
■いこみなチャレンジ